＃ 遅くなりましたが！

スパコミ有難うございました……！！！！！！！！
なにあれペダルすごいね！？！？？ 今鳴ぜんぜんマイナーじゃないね！？！？？？
お立ち寄りくださったすべての方にありがとうございました……ほんと……イベント楽しすぎた……アア……
新しいジャンルでの初参加とか久々に味わう空気すぎて不安で前日熱出してぶっ倒れてたりしたけど本当に楽しかった……
熱出しながら何年ぶりかの自己満足ペーパーも描けて良かった……満足！！！

今鳴本なんですけどあの、ある１ページ丸々ちょっと20%トーン飛んでるんですが、アレ私のデータ作成ミスですほんと悔しい……鳴子くんの登場シーンで髪の毛のトーン飛んでるとかもうホント……
毎度毎度思ってるけど今度こそもっと余裕持って原稿やろうと思いました。有給使えば間に合うスケジュールとかそれ全然間に合ってないよね！！ まったくね！！
次はアンソロに向けて頑張りますっていうかちょこちょこ頑張ってます。忍フェスでは薄いコピー本とかあったらいいね程度なんですがとりあえずまずはアンソロ頑張りますホント。これから今鳴の時代くるって確信したもの……今鳴熱かった……22巻も知ってたけど熱かった胸熱……

今回の新刊は、今鳴妄想しまくりですでに今鳴大好きの方向けっていうよりは、今まで今鳴意識したことなかったそこの貴方これから今鳴目覚めてみようよー！っていう本にしたいなあと思って作ったものなので、始まりの始まりの話にしたという経緯があります。
すごく原作読みこんで等身大の今泉俊輔と鳴子章吉の個人的にキャッチーな魅力とか萌ポイントとか詰め込んだつもりなので、今鳴キタコレって思って下さる方がひとりでも増えてくださってたら、いいなあ……

あっあと差し入れとかくださった方もありがとうございます！
なんかもうめちゃくちゃいただいてコレは肥えろってことですよね了解した！
いや自転車生活しながら健康的にモリモリいただこうと思いますあと仕事中に食べたりするのほんと日々の活力になるのでありがたいですありがとうございます〜！＾＾

ペーパーには特に鳴子に関しての補完ポイント詰め込んだんだけど、今泉ももうちょっと欲張って詰め込めたらよかったなあと今更ながら思います。
よく今鳴の今泉はイケ泉ですよねって声を各所で目にしてたのと、逆に今御とかの今泉はヘタレだし弱泉クンだし御堂筋イィィィのテンションがデフォっぽいみたいなのもたまに聞いてたんだけど、弱さも強さも未熟なところも成長してる点もそれぜんぶひっくるめて今泉俊輔で、今回はその等身大の人間臭くて完璧になれなくてクールになりきれなくてけど一途な熱が腹の底でグツグツ煮えてる『初期の今泉』が描きたいなっていうのが大前提にあったんだけども。
１巻で「あーもー仕方ねえな坂道！（※台詞うろ覚え）」って言ってコケた小野田くん助け起こしたり、オレは親切な方じゃないんだが〜とか前置きしつつ小野田くんにアドバイスしたり、サイコンあげたりツールやジロやらのDVD貸したり、鳴子と一緒に監督助け起こしたり、おまえ実は世話焼きで結構優しい良いヤツなのに自分でそれ気付いてないしあえて周りにもそういうの気付かせないような言い回しとかしてるなって何度もペダル読んで思いました。
すごく損な生き方してるというか、本人の興味が自転車にしか向いていないからこそ気づけてないし今泉自身それでいいと思っちゃってるんだろうなあ。不器用すぎて愛おしい。

鳴子は鳴子ですごく男前で熱くて友達想いで格好いい！っていうのはもちろんなんだけど、でもまだこの子も高校１年生なわけじゃないですか。
お兄ちゃん気質バリバリだからテンションのわりに世話焼きな面が前に出てて、情に厚くてレース中でも友達を捨てきれなくて、今泉が御堂筋に打ちひしがれたのと比べられて鳴子のが前向きだし折れないし大人じゃんっていうのもけっこう目にしてたんだけども、でもそれって必ずしも今泉より秀でていると言い切れるだろうか。
物事のすべてには二面性があって、鳴子は「良い奴」「大人」であろうとするばかりに誰にも気付かれないように無理をすることもあったりするんじゃないかなあ……っていう妄想が、今回の『今泉の無意識世話焼きモード＋風邪ネタ』に行き着きました。

一途に自転車だけ見ててロードレースの優勝者はただ一人って言い聞かせてきている今泉の純粋な意地は、鳴子が今泉を助け起こそうとしたボトル事件の時に発露したと思ってるんだけども、あそこで鳴子の手を取るのが大人の対応なのかもしれない。でもそれをしなかった今泉の意地は鳴子の勝負欲に火をつけた。ああいう化学反応は、今泉が今泉じゃなかったらきっと起こらなかったことだと思うんですよ私は……！！
そんで、あれがなかったら本誌のあの鳴子の意地も……おっとバレは書かない！ 書かないけど、鳴子はああいう今泉の一途な熱はきっととても好きだろうなと思います。

手嶋に同じエリートと称されながらも、
関東のジュニアレースでは優勝総なめにしてきた今泉と、
関西のジュニアで優勝するまでに五年かかった鳴子。

拮抗した実力で同等の熱量で自転車に乗っているけれど、
自転車にしか興味がなくてそれだけあれば友達はいらないと言い切っていた今泉と、
マーくんやあっちゃんと「関東で華々しくデビューしたる」約束をした鳴子。

あんなに対照的で非対称的で、一年生レースでも合宿でもずっと隣で競い合って走って、早朝練習のコースまで同じで、高校生になってから一番時間を共にした人間ってきっとお互いがお互いなんだろうなって思うんだ……
そんで、お互い今まであれだけ拮抗した実力で競い合えた同級生って今までいなかったんだろうなって……相互作用でどんどん強くなれる関係性素敵すぎてほんとうにツボなんだ……
今鳴でのオフ活動は、依存じゃなくて共存できるきらきらした未来まで、等身大の今泉と鳴子を連れていけたらいいなあぁとつい欲張りなことを思います。できたらいいなあ。でもベッタベタに甘いのも描きたいからやっぱり欲望に忠実に本が出せたら一番かな〜〜〜

こんなところまで読むのお付き合い下さった方はきっとうちの今鳴を好きになってくださった方とは思いつつなんかもうただの萌え語りになってしまったけど、今鳴好きな方がひとりでもふたりでも増えていくといいなあ！
ともあれ、スパコミでは本当にありがとうございました！